見えてないけど、そこにあるもの

 

いつもの家を、上を向いて歩いてみたり

しゃがんで動いてみたり。扉を開けてみたり。

 

長年住んでいる家でも見てない場所がある。

玄関は、靴を履くことに集中してるから玄関の天井をちゃんと見てなかった。

天井の壁紙は、思ったより味のある壁紙だった。

私が生まれる前からいるその壁紙を知ったのは20年後だった。

 

ばあちゃんの家のガラスばりになっている棚の中は

大切なものが沢山並べられてる。

大切だから触ったらダメ、そういう暗黙の了解がある棚。

全部が触っちゃいけないものだと思い込んでいた。

 

よくよく見たら、けん玉が入っていた。

けん玉もてっきり大切な何かだと思ってたら、

そこらへんのお店で買ったものをただ、飾っているだけだった。

 

全部が特別なものだと勝手に思い込んでいた。

 

 

久しぶりに棚を開けてけん玉をした。

けん玉は楽しかった。

あまり動かないじいちゃんも久しぶりにけん玉をした。

 

そこの棚を見て、開けなかったら楽しいは生まれなかった。

そこに楽しいがあることを見えていなかった。

 

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