日本の「オリジナリティ」は、目に見えないものかもしれない。

 

今、「アンと青春」を読んでいます。

 

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アンと青春

 

主人公の、梅本杏子ちゃん(通称:アンちゃん)は

デパ地下にある、和菓子屋さんで働いています。

 

そこの同僚の立花さんと中華街に出かけた時の

二人の会話で、自分の中のわだかまりは少し溶けた気がしました。

 

そこで、アンちゃんは悔しがります。

漢字も儒教も、そしてアンちゃんが好きな和菓子も。

 

「日本の文化って元を辿れは中国に行きつくような気がして」

 

アンと青春 P29

 

 

東京五輪。ボランティアの制服案についてテレビで報道されていた時、

私も、日本と言うもののオリジナリティを考えていました。

 

センスが無いと言う言葉が行き交う中

他のデザインを見てもお洒落かもしれないけど、日本らしさは分かりませんでした。

 

それに対して、私は「和を大切にしようよ」と思うことがありました。

けど、漢字の元を辿ると中国に辿り着くように、和も海外からでした。

お茶があるじゃないと思って調べてみましたが、中国からでした。

 

 

じゃあ、オリジナリティってなんだろう?

日本らしさって?

 

アンと青春 P29

 

 

その、アンちゃんの疑問に同僚の立花さんはこう答えました。

  

「包み込むこと」

 

アンと青春 P30

 

 

 

その瞬間、自分の中で「ふわっ」とわだかまりが溶けました。

日本に目に見える元祖の物がなくても、日本が成り立つのは「包みこむ力」が

あるからだと思いました。

 

 

それによって、目に見える日本らしいデザインがわかるわけでは無いですが、

日本の長所を見つけることが出来た気がしました。

 

日本は、海外からのものを受け入れて、

自分たち流にアレンジする力があるのだと思いました。

 

 

新しい、ビックアイディアを生むのは難しいです。

けど、そのアイディアから派生させるという方法があります。

そして、日本人の感覚にあった形に落とし込むことで

日本オリジナルになるのかなと思いました。

 

日本人には、向こうのものが油っぽい、味が濃い。

なら薄いものを作ろう。

 

 

「包みこむ力」というのは、目に見えず不安定です。

だから、わだかまりは完全には溶けません。

けど、大切な「キーワード」ではないかと思いました。