車の窓ガラスに反射する太陽の光から始まる物語

 

今日は早起きだった、朝日が昇るちょうど良いぐらいに起きれた。

特に何かするわけではないけど、早起きが気持ちがいい。

 

「まぶし・・」

 

太陽の方向ではないけど、視界に強い光が入ってきた。

よくよく見ると車の窓ガラスだ。

窓ガラスに太陽の光が反射していた。

 

朝日って直接見ないけれど

反射とはいえどもこんなに光が強いんだということを感じる。

 

 

そんなふとした日常を今日も過ごすつもりだった。

 

 

光を見た後は別の場所を見ると緑色に光の形に見える。

目に残像のようなものが残ってぼやぼやする。

それが今日は一向に治らないどころか徐々に広まっている気がする。

 

 

怖い。

 

 

どんどん視界が緑となる、

どこを見渡しても緑だ。

 

 

「お母さん・・・!おかあさ・・・え?」

 

 

お母さんに手をかけるもお母さんはピクリとも動かない。

ねえ、どうしたの?おかあさん。

最近はやりのマネキンチャレンジでもやってるの?

 

最近テレビで見かけたことがある、

マネキンのようにみんなで固まるチャレンジらしい。あまりよくはわからないけど

 

そうこうしているうちに、視界の緑は濃くなっていく。

周りにある家具とかが緑というよりも

それが見えなくなるほどの緑でいっぱいになっていく

 

助けて、助けて・・助けて!!

 

 

「・・さき・・みさき・・・・みさき!!」

 

 

 

ハッと目が開いた。そこは緑じゃない。

さっきまでマネキンチャレンジをしてたであろう母が動いてた。

 

「緑じゃない」

 

母はこの子は何を言ってるんだ?という顔とともに

「あんたうなされてたわよ」と心配そうな顔だった。

それでも娘が起きたので一安心し、朝ごはんを作りに行った。

 

「そうか・・今は朝か。」

 

時計を見ると午前6時30分。

カーテンを開ける。

 

強い光が視界に入る。それは車の窓ガラスの光だった。